強力コンシーラーは、タトゥーやあざ、傷、やけどなど、本当に隠したいお肌のトラブルをしっかりカバーアップしてくれる強い味方。
隠したい範囲や色味にあわせたタイプのコンシーラーを選ぶことで、より自然で誰にも気付かれない仕上がりを目指す事ができます。
一般的に売られているコンシーラーといえば、お肌の気になるところを隠して「美肌に見せる」アイテムなので、目の下のクマ、薄いシミやニキビ跡程度までしか消すことが出来ません。
タトゥーや大きなあざ、傷跡、やけどなどがある肌には、美容目的のアイテムではなく、「どんな色でもカバーし、自然な肌色に見せる」ことを最優先に考えた強力コンシーラーが必要になります。
強力コンシーラーはパワフルな分お値段も高く、通販等を利用しないと購入できないものがほとんどなので、購入をミスすると手痛い出費となります。
普通の化粧品であれば知人友人に譲ったりもできますが、なかなか周囲に使っている人が少ない商品なので持て余してしまう可能性も…。
なので、初めからきちんと「自分の消したいものは何か」を把握し、それに合った形状・色選びをしていきましょう!
リキッド![]() |
液体で伸びが良い分、カバー力は低め。チューブタイプ、先端が筆やパフ状になっていてそのまま塗れるタイプなどがあります。 広範囲の薄いシミ、あざ、やけど跡などにオススメ。また、メイク直しにサッと使う事もできます。 |
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クリーム![]() |
リキッドよりしっかりしたテクスチャで、カバー力も問題なし。こちらもチューブタイプ、筆やパフのタイプに加えて、パレットタイプもあり自分で調色できます。 濃いタトゥー、濃いあざ、傷跡、やけどなど、オールマイティーにカバーできるタイプです。 |
スティック![]() |
リップクリームのような形状で、かなり固くカバー力は高め。そのまま塗れるので外出先でのお直しにもオススメ。 クリーム同様、万能にカバーできますが油分が少ないので広範囲に塗ると乾燥が気になるものも。 |
ペンシル![]() |
鉛筆状で一番カバー力が高いが、広い範囲には向いていないタイプ。 小さめのシミ、そばかす、傷跡、ニキビ跡程度ならばかなりの実力を発揮するが、広範囲は苦手。 |
気になる部分の色味をきちんとカバーするコンシーラーの色を使うことで、より強力にカバーアップ効果を得る事ができます。
青・黒系 | タトゥー、青あざ、黒あざ、ほくろなど。 「赤みが強めの色」を使うことで、血色が悪く見える青・黒の印象を中和できます。 |
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赤系 | やけど跡、赤あざ、傷跡など。 「肌より白っぽい色」で赤みをおさえると、より自然な肌色が演出できます。 |
白系 | 傷跡、やけど跡など。怪我が原因で皮膚のメラニンが抜けた場合、白くなります。 「濃い茶色」を使い、皮膚に元々色がついているように演出しましょう。 |
茶系 | 茶あざ、ほくろ、濃いシミ、そばかす、傷跡、やけど跡など。 一般のコンシーラーと同じ、「肌の地色よりすこし濃い色」できれいに隠れます。 黒寄りの茶の場合は、赤みがプラスされているものを使いましょう。 |
タトゥー、大きなあざ、傷跡、やけど跡など、消したいお悩みや程度は人それぞれまったく違うので、どのタイプ・色が自分の消したい悩みに合うのか、しっかり検討してから選びましょう。
ちなみに、初めて強力コンシーラーを使う初心者さんには、不自然な仕上がりになりづらくカバー力も高い「クリームタイプ」が一番使いやすいと思います。
コンシーラーの色も同系統が何色かある場合は選ぶのが難しいですが、強力コンシーラーを開発するメーカーの中には自分に合う色を探すためのカウンセリングや体験会を実施しているところもあります。
また、通販がメインのところは無料サンプルや格安トライアルを用意しているので、気になる商品は積極的に取り寄せて使い比べをしてみましょう。
通販での買い物におけるひとつのデメリットとして、「商品を直に見れない・触れない」という点があります。
商品のカテゴリによっては一定期間レンタルできたりサンプルを送ってくれたりといったサービスもありますが、ことコンシーラーに関してはそのようなサービスはほとんど見受けられません。
通販を通してコンシーラーを購入するときは、基本的に自分の肌の色に極力近い色を選ぶのが無難です。
現在使っているファンデーションの色味を確認し、さらに改めて自分の肌の色をチェックした上で選べば、それを使用したときにファンデーションより少し落ち着いた色合いになり、良い感じに仕上がります。
ここでは、肌トラブル別に適したコンシーラーを紹介していきます。
コンシーラー選びを間違えなければ、満足のいく結果が得られるはずです。
ニキビ・ニキビ跡には黄系もしくは肌色系のコンシーラーが適しています。ニキビやニキビ跡は肌の色に近い色味となるからです。
ただ、中には赤味の強いニキビやニキビ跡が出ることもあります。そのときには緑系のコンシーラーを使いましょう。良い感じに隠せるはずです。
テクスチャに関してはスティックタイプやペンシルタイプで固めのものがおすすめです。これらのタイプであれば、ニキビ・ニキビ跡のようなトラブル箇所が非常に小さい部分へのケアも簡単にできます。
目のクマにはいくつかの種類があり、また種類別に肌に現れる色味も違ってくるので、以下の表を参考にしてください。
テクスチャはリキッドタイプもしくはクリームタイプで、肌の上で広げやすい緩めのものが向いています。
目のクマの種類 | 適したコンシーラーの色 |
黒いクマ (原因:たるみ) |
肌色系・オークル系 |
青いクマ (原因:睡眠不足、疲れ目) |
オレンジ系・ピンク系 |
茶色いクマ (原因:くすみ・紫外線) |
肌色系・黄系 |
シミを隠すために使うコンシーラーを選ぶ際は、自分の肌の色より少し暗い色を選ぶのがおすすめです。
念のためそれより少しだけ明るい色を揃えておくのも良いでしょう。また、これらを混ぜ合わせるというやり方もあります。
肌の色より明るい色のコンシーラーを使うと、逆にそこだけ目立たせてしまう羽目になります。
テクスチャに関しては、シミが広い範囲に多く見られるのであれば緩めを、そうでなければ固めがおすすめです。
人によっては、複数の肌トラブルを同時に抱えているということもあるかもしれません。そのような場合はパレットタイプのコンシーラーを使いましょう。
パレットタイプは他のタイプとは違い、ひとつの製品に複数色が揃っています。だから肌トラブルの種類や色味に合わせて上手に使い分けることができるのです。
パレットタイプにはコンシーラーを塗っている部分とそうでない部分の境目を調整するカラーも入っているので、違和感の無い仕上がりを演出できます。
ただ、色を組み合わせて使うのは決して簡単ではありません。言ってみればパレットタイプは上級者向けです。
肌トラブルを複数かかえており、それらを綺麗に隠したいというのであれば、努力しながらパレットタイプを積極的に使っていきましょう。
肌トラブルを隠すのにコンシーラーを使うときは、上の情報をもとにコンシーラー選びを行いましょう。
はじめのうちは多少手間がかかるかもしれませんが、慣れれば短時間で綺麗に隠すことができるようになるはずです。