タトゥー・刺青はファッションとして認知されている一方、風当たりが強い場面は多々あります。肌を露出せざるを得ない場面、冠婚葬祭、仕事上など、実に多くの場面でまだ「隠したほうが良い」とされています。
こういったとき、どのように隠せば良いのでしょう?
タトゥーを入れている方なら既に色々な場面で痛感されていると思いますが、タトゥーを気軽に見せられるのは実はプライベートなときぐらいで、そのほかの場面では基本的に隠さなくてはいけないのが、今の日本における常識です。
約60年前までは法律でタトゥーは禁止されていた上、まだ「刺青=暴力団」というイメージが強く、年配世代からは特に敬遠されてしまいます。
また、タトゥーを入れた若者は「チャラチャラしている」印象が強い、「親から貰った体に傷をつける」という行為に良い印象を抱いていない方も多いため、世間全体でのタトゥーのイメージは良いものではありません。
なので、タトゥーは場面に応じて上手に隠す必要があります。
日本ではまだまだタトゥーを入れている人の肩身は狭いので、TOPに応じてきちんと隠して、周囲の人、目上の人に失礼のないようにしましょう。
下記ではシーン別に対策方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてください
最近の温泉や銭湯では、タトゥーをファッションとして楽しんでいる人も多いことから、タトゥーをしていても入湯できるところが増えてきました。ですが、それはまだごく一部であることに変わりはありません。旅行に行っても「タトゥー禁止」の文字を目にすることもありますが、コンシーラーやタトゥー消しシール、ラッシュガードなどでタトゥー隠しをすれば、入湯を許可してもらえる場合もあります。コンシーラーは、お湯で流れないタイプであれば、簡単にタトゥーを隠すことができる便利アイテムです。
温泉や銭湯では認可されてきた印象のあるタトゥーですが、反対に海やプールでは規制が厳しくなってきているのが現状です。小さな子供を連れた家族連れに対する配慮なのですが、近年になってからタトゥーを入れた人の入場を拒否するところも多くなってきました。ですが、ラッシュガードやコンシーラーなどでタトゥー隠しをしていれば問題ないとする場合も多く、長袖の服を着用することもひとつの方法です。その点では完全に脱衣する温泉や銭湯よりも隠すことは簡単でしょう。
結婚式やパーティーなどにゲストとして呼ばれたときには、タトゥーは隠すのが基本。新郎や新婦の親族の方々に悪印象を残すことにもなりかねませんので、マナーとして守っておきたい部分です。男性の場合はスーツを着るので洋服で隠せることが多いでしょうが、女性の場合は隠せないこともあります。隠し切れない場合はシールなどでタトゥー隠しをするよりも、強力コンシーラーやファンデーションを使うのがおすすめ。シールでは不自然でバレてしまうことが多いのです。
>> パーティー・イベントでタトゥーを隠す方法について詳しく見る
面接を受けている最中にタトゥーが見えてしまったら、それだけで不合格が確定してしまうことは多いもの。タトゥーをしていても問題がない一部の職種以外では、基本的にタトゥーは見えてはいけないものです。例え外に出ない仕事であっても、仕事に行くときにはコンシーラーで隠すのは社会人としてのマナーです。タトゥーをしているとその存在を忘れてしまうこともあるので、うっかりバレそうになった…という経験を持つ方も多いのですが、コンシーラーでタトゥー隠しをすれば安心でしょう。
健康や美容のためにスポーツジムを利用する方が増えてきました。ただ、タトゥーが入っている場合には入会できないスポーツジムがほとんどです。特に大手のスポーツジムは基本的に禁止とされているのですが、コンシーラーやラッシュガードなどでしっかり隠していたり、露出していなければ可としているところもあります。
広範囲にできたタトゥーは隠すのが難しいと言われますが、隠し方のポイントを知っていればキレイに目立たなくさせることができます。一生懸命コンシーラーを塗っているけれどどうしてもムラができてしまう…と悩んでいる方も参考にしてみてくださいね。
以前と比べればオシャレとして捉えられるケースが増えつつはありますが、まだまだ「怖い」「交友関係が気になる」など反社会的なイメージを持たれることが多いタトゥー。海外と日本の文化の違いなどが影響しているようですが、日本の場合、特に女性は「母親」としての目線で見られることが多く、お子さんとの関係性について批判的なイメージが多くなっています。
指・手首・足首・足もと・首・耳の後ろ…。体の部位によって、おすすめの方法や可能な対処は異なってきます。TPOのためにやむなくタトゥーを隠す場合は、できる限り自然に、そしておしゃれに隠したいもの。コンシーラーや貼るタイプのタトゥー隠し以外にも、活躍してくれるアイテムはたくさんあります。